青山教室NEWS

書庫へご案内 20

先生は電子書籍には興味がないんですか?
そんなに本買ってると、重みで床が抜けちゃいませんか?
と、聞かれることが多くなってきました。

そうねぇ。
確かに紙媒体は嵩張って、スペース取るよね。
一方、電子書籍は愛用のipadに全部入れて持ち運べるし、
字は大きくできて見やすい…。
何より、紙媒体より欲しいときにすぐ、しかも安く手に入りますよね。

良いことづくし?だから電子書籍版で買う本もありますよ。
でもね、電子版は基本的には問題集や参考書、辞書を買うときに利用するにとどめています。
公共交通機関で移動中とか、授業中に、調べものをしたいってなったとき、
そこからデータを抽出して、資料を作成したいってなったとき、
紙より電子の方が便利なんです。

でもね、本当に読みたい本、書き込みをしたいって思う本は紙媒体のものでないと…。
紙とインクの匂い、手触り…。
本はいいわぁ。って、頬ずりしちゃいたくなります。
こんなこと言ってると、また変な人って言われちゃうな。

昨日買った本のラストを飾るのはこれ!

井波律子『裏切り者の中国史』講談社学術文庫、2024年